スピニングセパレーター
天然物から香気成分を抽出する製造装置として、原料換算で1時間当たり1~10ton程度処理できるもの
(スピニングコーンカラム)が市販されています。
この装置は香気成分を含む原料水を通常は10倍程度まで濃縮するもので、連続的に大量処理が出来、原料
がスラリーでも対応し、香料、食品、化粧品などの企業で使用されていますが、テスト機がありません。
そこで製品として感触がつかめるようにガラス製テスト機を開発しました。ガラス製なので内部の様子を
確認しながら運転できます。
※ カラムの段数、処理量等の特注製作も可能ですのでご相談ください。
本装置を使った稼働実験の詳細はこちら『桐山研究室』からご覧いただけます。
〈標準的構造〉
原理 原料液中の有効成分を、向流に流した水蒸気または窒素ガスによって抽出する。原料は個体を含むスラリーでも良い。
応用 軽沸点香気物質が濃縮して得られる。海産物、果物、コーヒーなどの香気成分が回収できる。
利用分野 食品、飲料、香料など。
