実際の実験を想定し、自社ラボで稼働実験を繰り返し最適なガラス管、形状を求めて製作されます。大型装置から摺り合わせジョイントなど細部に至まで製作現場やユーザーからの提案をもとに桐山製品は日々、改良、進化を続けています。

左よりスタンダード管, ミディアム管, ヘビー管
小型、標準ガラス器具
桐山製ガラス器具に使われている基本のガラス管はミディアム管と言われる中肉厚管で通常使用されるスタンダード管といわれる標準管より割高ですが、強度があり、破損しづらく、安全にお使いいただけます。
中型、大型ガラス装置
中型、大型装置はヘビー管といわれる厚肉管を使います。小型装置と違い大型になると、装置自体の重量の増大、溶媒の容量の違い、熱量などが桁違いに多くなり、かならずしも厚肉管が良いというわけではなく、軽量化、その他実験内容によりガラス管を大小、数十種類の中から選択し、実験に最適な装置を製作していきます。
製品の安全への配慮
実験での安全と使い易さを考え、桐山製品は細部で独自の形状をしております。 その一例がジムロートです、通常ではゴム止め部分が細長く湾曲しており、破損しやすいのですが、桐山製品ではゴム止め部分を肉厚で、短くし破損しにくく、扱い易い形状にしてあります。他にコックや真空ラインなど強度が求められる箇所には独自の改良を加えております。
近年、実験室、実習、での安全管理が強く求められるようになりその傾向は ますます強まると思われます。

桐山製品と通常製品との比較