目的
前回に引き続き、塔径60mmΦの蒸留用充填塔にSUSネットを充填し、充填密度0.60g/ccとなるようにして、蒸留フラスコの加熱電圧(焚き上げ量)を変えたときに、理論段数、HETP(mm/段)、及び圧力損失がどう変化するかを測定し、グラフにまとめた。加圧電圧と空塔線速度の関係も測定した。
実験結果
<実験データ>
<結果のグラフ化>
実験結果の考察
- 電圧を上げると、理論段数は徐々に降下し、HETPは上昇する。
- 上記蒸留蒸留条件の場合、HETPは平均的に25mm/段程度であった。
- 塔の圧力損失は、平均的な焚き上げでは塔高1m当たり10mmH2O程度と非常に小さかった。
- 充填塔の平均的な焚き上げ蒸気空塔線速度は、5cm/秒程度であった。