蒸留用充填物SUSネットの性能(4)

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目的

前回までの実験データから、蒸留塔充填物として、スパイラル型SUSネットが最適であることがわかった。
そこで、充填密度を0.60g/ccに固定し、塔径、充填高さ、マントルヒーターの電圧(焚き上げ量)を変化させて、 蒸留理論段数、HETP(mm/段)の関係をグラフにまとめた。

実験結果

 
<装置仕様>
             充填塔; 内径20mmΦ,25mmΦ、 充填高H=100mm,250mm,500mm、 
             充填物; SUSネットスパイラル型、充填密度=0.60g/cc
             蒸留フラスコ; 容量1L、桐山製モノヒート350W/100Vにて加熱

 

実験結果の考察

  1. 塔径が大きくなるほど電圧範囲(焚き上げ量の幅)が大きくなり、運転し易くなった。
  2. 電圧が小さい(焚き上げ量が小さい)ほど理論段数は大きくなった。
  3. 電圧が大きい(焚き上げ量が大きい)ほど当然ながら処理量は大きくなった。
    塔性能は市販の高級品に比べても遜色がなく、価格の点においてもきわめて安価になることが判明したので、この度、桐山製作所の商品として新たに発売を開始した。
    さし当って、理論段数が5段、10段、20段のものを規格、標準化した。
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