目的
前回に引き続き、蒸留塔にSUSネットを充填して充填密度と塔性能の関係を、さらに広範囲に塔径と充填物の種類を変えて調べた。塔性能は前回と同様HETP(mm/段)で評価した。 蒸留実験には塔頂コンデンサーとして、桐山製作所で開発した分縮器を使用した。充填物と分縮器の写真を示す。
実験結果
蒸留実験には塔頂コンデンサーとして、桐山製作所で開発した分縮器を使用した。充填物と分縮器の写真を示す。
実験結果の考察
- 塔径が25nmmΦ以上では、スパイラル型はレギュラー型よりも高性能であった。18φは両型とも同じであった。
- 塔内径に拘わらず、充填密度が大きくなるほど塔効率は良くなる(HETPは小となる)。
- 充填物を加圧成型すると、性能は逆に悪くなる。