SAFEによる分析(3)

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目的

SAFEを使用して動物たんぱく質からアロマ成分を回収し、ガスクロチャートを得た。
今回の原料は、焼鳥、焼きサンマを使用した。

SAFE操作法

操作法;   左上方のサーバーから原料液をゆっくり供給する。
         左下方のフラスコ及び装置全体は30℃程度の温水で 加熱しておく。
              右下のフラスコ及び右上の冷却ポットは液体窒素で冷却しておく。
              冷却ポットの上方ノズルから系内を減圧にしておく。
       今回は、0.5mmHg程度の減圧で行った。
       左下フラスコには残渣液が、右下フラスコには蒸発濃縮液(蒸発部)が得られる。

 原料液の作成;今回使用した原料は下記2種類である。
        ①焼鳥

        ②サンマ

        ①、②は醤油を付けて網上で焼き、これをハサミでチップ状にし、ジエチルエーテル中でスパテルを使用して試料を押し潰した。
        1時間程度放置して、含有成分をエーテル中に抽出し、加圧濾過して原料液を得た。


実験結果

得られた抽出水のガスクロチャートを下記に示す。
図1焼き鳥原料

図2焼き鳥蒸発部

図3サンマ原料

図4サンマ蒸発部


実験結果の考察

焼鳥、サンマいずれも蒸発部のガスクロチャートは、原料に比べて低沸点物が濃縮されている。
すなわち、SAFE処理によって高沸点物(ガスクロチャートで後半のピーク)が除去される。
従って、低沸点アロマ成分を濃縮したい場合にはSAFEは有効な装置であるといえる。

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