HOME > 桐山研究室第51-55回第54回 SAFEによる分析(4)

 

 <連載第54回>

SAFE(Solvent  Assisted Flavor Evaporator、溶剤支援フレーバー蒸発装置)による分析(4)              

目的

     今回は、SAFEを使用して焙煎後のコーヒー粉末「水出し」、及び

    「熱水出し」したあと、ーテル抽出し、成分と香りの差を比較した。

     成分についてはSAFE蒸発液のガスクロ分析をおこなった。

 

SAFE装置の写真と実験法

   装置の写真は、こちらをクリックして下さい。
           操作法;
     左上方のサーバーから原料液をゆっくり供給する。
       左下方のフラスコ及び装置全体は
     30℃程度の温水で 加熱しておく。
             右下のフラスコ及び右上の冷却ポットは液体窒素

     で冷却しておく。

              冷却ポットの上方ノズルから系内を減圧にしておく。

     今回は、0.5mmHg程度の減圧で行った。

     左下フラスコには残渣液が、右下フラスコには

              蒸発濃縮液(蒸発部)が得られる。

          原料液の作成;

            今回使用したSAFE原料[図1]は下記2種類である。

                  ① 水出しエーテル抽出液、及び抽残液。

                  ② 熱水出しエーテル抽出液、及び抽残液。

 

 

実験結果

    SAFE処理後に得られた液、およびガスクロチャートを下記に示す。

     (図をクリックすれば拡大されます)

 

      <SAFE処理で得られた蒸発部濃縮液の写真>[図2]

              左「水出し」と 右「熱水出し」 

 

     <ガスクチャート>

               [図3] 「水出し」抽出水そのもの

               [図4] 「水出し」SAFE蒸発液濃縮物    

               [図5] 「熱水出し] SAFE蒸発液濃縮物

        
    

実験結果の考察

         1.「水出し」抽出水とSAFE処理後の蒸発濃縮物のガスクロチャート上の違いは、

            「水出し」水溶液ではチャート後半のピーク群が大きく強い。

             これらのピーク群は、高沸点かつ水溶性の成分と思われる。

     エーテル抽出・SAFE処理後では、ピーク群は前半に集中している。

     これはSAFE処理によって、低沸点成分が濃縮されたことを意味している。

 

          2. SAFE処理後の蒸発部のガスクロチャートの違いは、Cピークの大きさである。

             Cピークは「水出し」「熱水出し」いずれにもみられるが、

              「熱水出し」ではCピークがはっきり大きくなっていることがわかる。

             Cピークは加熱によってプリカーサーから生成すると考えられる。

     

           3. SAFE処理後の、味、香りについては、「水出し」はどちらかと言えば、

             酸味臭が強く、「熱水出し」は焦げ臭、香ばしさが強く感じられる。

           

   

    

     

 

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