HOME > 桐山研究室第51-55回第53回 SAFEによる分析(3)

 

 <連載第53回>

SAFE(Solvent  Assisted Flavor Evaporator、溶剤支援フレーバー蒸発装置)による分析(3)              

目的

       前回に引き続き、SAFEを使用して動物たんぱく質から

       アロマ成分を回収し、ガスクロチャートを得た。

      今回の原料は、焼鳥、焼きサンマを使用した。

 

SAFE装置の写真と実験法

     装置の写真は、こちらをクリックして下さい。
       操作法;
     左上方のサーバーから原料液をゆっくり供給する。
       左下方のフラスコ及び装置全体は
     30℃程度の温水で 加熱しておく。
             右下のフラスコ及び右上の冷却ポットは液体窒素

     で冷却しておく。

              冷却ポットの上方ノズルから系内を減圧にしておく。

     今回は、0.5mmHg程度の減圧で行った。

     左下フラスコには残渣液が、右下フラスコには

              蒸発濃縮液(蒸発部)が得られる。

       原料液の作成;

     今回使用した原料は下記2種類である。

          焼鳥 ②サンマ

                 ①、②は醤油を付けて網上で焼き、これをハサミで

                  チップ状にし、ジエチルエーテル中で

       スパテルを使用して試料を押し潰した。

     1時間程度放置して、含有成分をエーテル中に

       抽出し、加圧濾過して原料液を得た。

 

実験結果

    得られた抽出水のガスクロチャートを下記に示す。(チャートをクリックすれば拡大されます)

 

        <図1> 焼鳥原料          <図2> 焼鳥蒸発部 

             

 

              <図3>サンマ原料   <図4>サンマ蒸発部 

               
    

実験結果の考察

           焼鳥、サンマいずれも蒸発部のガスクロチャートは、

              原料に比べて低沸点物が濃縮されている。

           すなわち、SAFE処理によって高沸点物(ガスクロチャートで

      後半のピーク)が除去される。

         

           従って、低沸点アロマ成分を濃縮したい場合には

           SAFEは有効な装置であるといえる。

   

    

     

 

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